ヘアカラーによって髪の毛が傷む原因やケア方法について!詳しく解説

ヘアカラーによって髪の毛が傷んでしまうというのは周知の事実かと思います。しかし、なぜ傷んでしまうのかを正確に理解されている方は、意外と少ないのではないでしょうか。原因を知ることによって傷みに対処できるほか、ケアのためにも大切です。

そこで今回は、ヘアカラーによって髪の毛が傷む原因やケア方法についてご紹介します。

ヘアカラーで髪の毛が傷む原因


ヘアカラーで髪の毛が傷んでしまう原因は、「キューティクルへのダメージ」です。まずは髪の毛がどのような構造なのかを知ることから始めましょう。肉眼では1本の毛であっても、実際は背屈者層や組織によって構成されています。髪の毛はコルテックスとそれを包むようにしてキューティクルが組み合わされています。

キューティクルは髪の毛を守るバリアのような役割を果たしていますので、そのままではヘアカラーができません。髪の毛の内部からアプローチする必要がありますので、ヘアカラーで使用する薬剤はまずキューティクルを剥がします。剥がしたすき間から新たに薬剤を浸透させることによって、黒色を脱色しつつ新しい色素をプラスしていくのです。

一度開いたキューティクルが元通りになることはありません。少なからず開いたままになってしまい、さらに傷みやすくなるのです。とくに、髪の毛は毛先に向かうにつれて生えてからの時間が経過しているため、毛先ほどダメージによってぼろぼろになりやすくなっています。以上がヘアカラーによって髪の毛が傷んでしまう原因となります。

ヘアカラーの種類で傷み具合も変化する


ヘアカラーによって髪の毛は少なからず傷んでしまいます。しかし、傷むダメージの深さはヘアカラーの中でも種類によって異なるのです。ヘアカラーにはいくつかの種類があり、なかでも髪の毛へのダメージが顕著となるのが「ブリーチ」です。主に髪の毛を根本から脱色する際に行う施術となります。

近年ではブルーやレッドなど原色カラーにする方が増加傾向にありますが、そのためにはまず黒い色素を取り除かなければなりません。ブリーチが最も効果的なので、ブリーチをされる方も増えてきているのです。

ヘアカラーとブリーチの違いは、髪の毛に色を付けるアプローチにあります。ヘアカラーはキューティクルを開いたところに色素を浸透させて髪の毛の色を変化させます。一方、ブリーチの場合は、開いたキューティクルの隙間から薬剤を浸透させて髪の色素を脱色してしまうのです。色を加えるのか抜くのかという違いとなりますが、加えることよりも抜くことのほうが髪の毛へ与えるダメージは大きくなります。

ただし、近年ではケアブリーチと呼ばれるタイプのブリーチも登場しています。ブリーチでありながら髪の毛のダメージが従来のブリーチよりも抑えられるという特徴があるのです。発色に大きな差はありませんので、髪の毛へのダメージを最小限に抑えつつブリーチができる手段としてとても便利です。

髪の毛が傷むことによる問題


髪の毛が傷むことはよくないことですが、具体的に何が悪いのかをご存じない方もいるのではないでしょうか。髪の毛の状態が悪くなると、どのような実害があるのかを把握しておくことも理解を深めるためには大切です。代表的な問題には以下のようなものがあげられます。

見た目がよくない


傷んだ髪の毛はパサパサとした乾燥状態になります。毛先だけでなく全体が毛羽立った状態となるため、無駄のない美しい髪の毛とは程遠い見た目になってしまうのです。ハリやツヤも見受けられないので、ボサボサとした印象を与えてしまうでしょう。どれだけヘアスタイルを整えてもマイナスの印象になってしまいます。

スタイリングに影響がある


スタイリングは、ドライヤーやアイロン、スタイリング剤などを使用して行いますが、スタイリングが理想通りに整えられるのは髪の毛が健康な状態だからこそです。傷んだ髪の毛では思うようにスタイリングができなくなる恐れがあります。

カラーやパーマが難しくなる


カラーやパーマは施術によってさらに髪の毛へダメージを与えてしまいます。健康的な髪の毛であればダメージを負ってもケアすることは可能ですが、すでに傷んでしまった髪の場合は、さらなる施術ができない可能性もあります。ダメージにより限界を迎えた髪の毛はちぎれてしまうでしょう。カラーによって見た目を整えても、肝心の髪の毛自体がボロボロでは無意味なことも多いのです。

おすすめのケア方法


ヘアカラーによって傷んでしまった髪の毛は、元通りとまではいかないものの、回復させることが可能です。しっかりと正しくヘアケアを行うことが重要です。以下がおすすめのヘアケア方法となります。

自宅でのセルフケア


ご自宅での髪の毛の扱いを変えるによってセルフケアが可能です。たとえば、シャンプーをケア成分がたっぷり含まれているものに変えることから始めてみましょう。そのほかにも、ドライヤーなどお風呂上がりの髪の毛を乾燥させるまでの手順を見直すことでも大きな効果があります。

サロントリートメント


サロントリートメントにも多くの種類があります。なかでも、髪内部の修復効果があるものをおすすめします。また、髪の毛の傷み具合には個人差があります。ご自身の傷み具合をしっかりと把握した上で、十分なケアができる美容室を見つけることも大切です。定期的に行うことでも効果がありますので、サロントリートメントを取り入れてみましょう。

まとめ


ヘアカラーは薬剤を使用するため、髪の毛のバリアであるキューティクルが剥がされ、傷みという形で表面化します。とはいえカラーをしないという選択も難しい方も多いかと思いますので、しっかりとケアをするとよいでしょう。「Co’Co hair works」では、あなたの髪の毛に真摯に向き合いカットやカラー、ヘッドスパなどのヘアケアを行います。西小山・武蔵小山周辺エリアにお住まいの方はぜひお気軽にお越しください。