令和の時代、男性も女性と変わらないくらいカラーリングをする時代となりました。1990年ごろまでは男性は白髪を染めることさえもそれほどする風潮がなく、茶髪するのは独特な個性を主張したい一部の人たちのみでした。
男性のカラーリングがおしゃれの一部になったのが1993年のＪリーグ開幕が影響しています。選手が茶色やさまざまなおしゃれな色に髪を染め活躍するさまがトレンドとなり、2000年以降のカラーリングの幅の広がりとなりました。
男性のカラーリング意識が遅れていたのは、髪を気にするのは女性の特権ともされていたこともあるでしょう。今は男女関係なくヘアカラーでおしゃれを楽しむ時代となっています。世界的に見てもそれは自然なことです。今回はそんなメンズカラーについて、人気のカラーリングや社会人でも楽しめるカラーなどまとめてみました。
人気のメンズカラーリング
カラー選びは化粧品のように試すことができないので慎重にいきたいところです。自分に似合うカラーを見つけるための、ちょっとしたコツをおさえておきましょう。ポイントは髪質、肌の色、そして瞳の色です。
髪質によって染まり方も変わってくるので、プロに相談しながら決めていきましょう。また肌や瞳の色とマッチングするよう、意識することが似合う色を見つけるのにはとても大切です。そこをおさえたうえで、最近の人気カラーリングから好きなものを探していきましょう。
アッシュカラー
アッシュカラーとはくすみのあるグレー（灰色）をいいます。くすみをプラスするのですが、髪色にはそれによって透明感が生まれ、とても人気のあるカラーアレンジで、もはや定番となっています。他の色と組み合わせることが多く、それによって自分らしいいカラーを演出できます。
またアッシュカラーは、ブリーチをしなくても色の効果がはっきりわかるため髪の傷みを気にする方にはおすすめです。メンズにはブラウンアッシュやシルバーアッシュ、スモーキーアッシュ、ダークアッシュが人気です。
ハイトーンカラー
ハイトーンカラーも人気が高くなっています。昔は金髪一択のようなイメージでしたが、最近はバリエーションが増え、シルバーやグリーンやピンクなど原色系も人気です。いわゆる派手な色の髪色ですが、その個性的な色がファッションの一部となり、おしゃれ上級者に好まれています。
メッシュカラー
メッシュカラーも人気です。メッシュとはいわゆる部分染めのことで全体の髪色とは異なったカラーを部分的に入れるカラーリングです。メンズの場合は多くは筋状にメッシュを入れていきます。色の組み合わせ方を自分好みに選んで楽しめるのが特徴です。
明るいハイトーンのカラーでメッシュを入れることもあれば、落ち着いたダークカラーで入れることもできます。メッシュの良さは髪に立体感が出ることです。また、メッシュを入れることで、すこし日本人っぽくないおしゃれ感を出すことが可能となります。
社会人でも大丈夫なメンズカラー
メンズのカラーリングが定着しつつありますが、会社勤めではなかなかカラーリングに挑戦するのも勇気がいるでしょう。社会人でも大丈夫な清潔感のあるカラーについて、いくつか挙げておきましょう。
アッシュ系
アッシュはくすんだグレーなので、そのまま黒髪に入れるとカラーリングをしているというより、透明感が増すイメージで仕上がります。またブラウンやベージュ、ブラックなどの落ち着いたカラーと組みあわせても素敵です。
ゆるくパーマを当ててベージュアッシュでカラーリングすると、雰囲気のある大人の印象になります。オフでスタイリングを楽しめるので、アッシュスタイルはおすすめです。
ブラウン系
黒い瞳で黄味がかった肌色である日本人にはブラウンが一番自然なおしゃれが楽しめる色です。ダーク系のブラウンを選べば、上司や取引先の方にも奇抜な印象は与えないでしょう。先にあげたアッシュブラウンを選べば、清潔感がアップし、女性うけのいい色に仕上がります。
もう少し明るいニュアンスにしたいのならベージュブラウンもおすすめです。ダークトーンを選択すればビジネスシーンでも奇抜な印象を与えずにカラーリングを楽しめます。
ビジネスシーンのカラートーン
色はアッシュ系・ブラウン系がおすすめという話をしました。それではトーンは、どれくらいがよいとされているのでしょうか。基本的にビジネスシーンでは、同じ業種でも女性と比べて男性の方が、制限が厳しい傾向にあるといいます。
カラートーンは数字の大きい方が、トーンも明るいことになります。接客業なら女性は7～8レベル程度、男性は5～6レベル程度が奨励されているのです。営業職になるとさらに暗めな、4～5レベルあたりの色がよいとされています。全体的に女性より1トーン2トーン暗めが、好印象であると認識しておきましょう。
まとめ
以上、メンズのカラーリングについて、人気の色と、社会人でも楽しめるカラーを紹介してきました。自分の肌の色や瞳の色、もともとの髪の色を一度ちゃんと確かめてから、してみたいカラーとの相性を考えてみましょう。自分ではなかなか赤みが強い、黄味が強いなど分かりにくいところもあるので、プロの美容師に相談してみるのもいいでしょう。
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