色だけじゃない!ヘアカラーの染め方に関する3つの種類とは?

ヘアカラーの染め方に関する3つの種類

ヘアカラーの種類といえば、カラーバリエーションや施術方法を連想される方がほとんどではないでしょうか。しかし、染め方に関するテクニックにおいても種類が存在しているのです。そこで今回は、ヘアカラーの染め方に関する代表的な3つの種類についてご紹介いたします。

ワンメイク


ワンメイクというのは、一般的なヘアカラーのことです。髪の毛全体を同じ色で染め上げることからワンメイクと呼ばれています。一度の工程で染めるので、一般的なカラーや白髪染めなどが含まれます。

しかしブリーチは対象外です。ブリーチをするだけでなくその後にカラーをするためワンメイクではないことが理由になります。あえてワンメイクと呼びませんが、通常のヘアカラーをしているという方は、知らず知らずのうちにワンメイクによるカラーをしているのです。

ヘアカラーの基本となる技術ですが、シンプルであってもさまざまな表現のバリエーションがあります。ただ一色に染め上げるだけでなく、グレージュなどのカラーバリエーションによってただ色を変えるだけではない表現力が魅力です。

また、黒髪の方が初めてカラーする場合と、一度カラーをしていてカラーしていない部分と混在している状態では技術が異なります。根元は地毛の状態で毛先周辺がカラー済みの状態ですと、そのまま同じようにカラー剤を使用するとムラができてしまうからです。そこで薬剤の配合などを調整することによって、最終的に髪全体を同じトーンで統一することが可能となります。同じトーンで統一する技術はホームカラーでは真似できない、プロならではのテクニックと言えるでしょう。

リタッチ


リタッチが他のカラー技術と異なる最大の特徴は、「根元部分だけを染める」という部分になります。通常ヘアカラーでは髪の毛全体、あるいは一部の毛や毛先周辺をターゲットにしているのです。

しかし、リタッチという技術で染めるのは髪の根元部分だけとなります。ヘアカラーをしたあとに、しばらくすると髪の毛が当然根元から生えてくるでしょう。その部分は地毛なので、カラーした部分と色の違いが発生してしまいます。とくにハイトーンカラーの場合ですとその差が浮き彫りになりやすいので、気にされる方も多いのです。そこで役立つのがリタッチです。

髪根本の地毛部分だけを集中的にヘアカラーすることで、色の差がない状態へと整えていきます。髪全体よりも対象範囲が限定されているため、施術にかかる時間が短い傾向にあります。また費用に関してもワンメイクより安価で済ませられるというのがメリットとして挙げられるでしょう。ただし、万能というわけではありません。

根元柄部分を染めたとしても毛先部分とはやはりカラーしたタイミングが異なるので、色落ちの感じにずれが生じてしまうこともあります。色としては同じですが、色落ちした部分とカラーしたばかりの部分とでは若干の相違が出てしまうのです。美容師の方のスキルによってその点はカバー可能ですので、リタッチに定評のあるサロンでの施術がおすすめです。

ゼロテク


ゼロテクというのは、リタッチにおける一つのテクニックとなります。リタッチというのは根元部分を対象にしたヘアカラーです。ゼロテクの場合頭皮につかないように気をつけながら根元ギリギリまでカラーをするテクニックとなるのです。

ヘアカラーで使用する薬剤は頭皮に付着することでダメージを与えてしまいます。とはいえ手前部分しかカラーしないというのもリタッチの意味がなくなってしまうでしょう。そこでゼロテクでコームを使用した高難易度のテクニックを駆使することによって、頭皮を守りつつきれいなリタッチを行うことが可能となるのです。とくに頭皮が弱いという方にはおすすめです。

方法としては、コームの隙間にカラー剤を塗布します。その状態で根本ギリギリ部分から髪をとかす要領で、カラー剤を塗布するというものです。厳密には1ミリ程度、どうしてもカラーできていない部分が発生してしまうことになります。ただし、ギリギリまではカラーされた状態になりますので、見た目としては気にならない範疇での仕上がりと言えるのではないでしょうか。

ウィービング


ウィービングというのは、髪の毛の一部を束にしてその部分だけにハイトーンカラーを行うというテクニックのことです。髪の毛全体を明るくすることで見た目は明るくなりますが、どうしても髪の毛へのダメージが気になってしまいます。とはいえ垢抜けた雰囲気のスタイリングにしたいという方におすすめの技術です。垢抜けた印象にしつつ、トレンドでもありますので派手すぎずにオシャレさを感じさせることが可能となります。

いわゆるメッシュのことではと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、メッシュとは似て非なるものであり、メッシュとの違いとしては以下のポイントが挙げられます。

規則的である


メッシュの場合だとカラーを入れる部分というのは大まかな範囲を対象としています。一方ウィービングだと、規則的に束にした部分だけカラーをするので、仕上がりにまとまりがあるのです。また、スタイリング次第では全体にカラー部分を分散させることが可能ですので、派手すぎず印象的な仕上がりになります。

筋状のラインを入れる


束に対してカラーをすることから、ウィービングの場合カラーが入った部分は筋状のラインとなります。ストレートヘアであれば一部分の髪全体がカラーされていることになります。スタイリングで動きをつけることによって地毛とカラー部分が複雑に絡み合ったような仕上がりとなるのです。

まとめ


今回ご紹介したようなテクニックを駆使することによって、髪型に大きな変化をつけることが可能となります。色との組み合わせによってそのバリエーションは非常に豊富です。どのようなヘアカラーにするか迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

「Co’Co hair works」ではカウンセリングを行い、あなたの髪の毛に真摯に向き合います。西小山・武蔵小山周辺にお住まいの方や、理想のヘアスタイルにしたいという方はぜひお気軽にご相談ください。